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こんにちは! イッキュウです。1級建築施工管理技士・第一次検定まであと-日ですね。
このブログでは1級建築施工管理技士を独学で合格した方法を、おすすめのテキスト(問題集)とともに分かり易く解説します。

独学経験をふまえ、ブロガーなりの切り口で他のサイトにはない考察・分析を豊富に掲載しています!
一次、二次それぞれの対策をまとめています。
※令和6年度以後の改定に対応しています。
私は中小企業の一専門業者の総務課員、高学歴でもありません。工事担当時代はかなり前のこと、受験時は経験も記憶も低下していました。ほぼピュアな状態でトライし、かなり低い知識レベルだったと思います。ただ、地道な努力は苦にならないタイプです。

え~~。地道な努力が一番苦手なんだけど・・・・。

努力が一番苦手というあなた、、、でも大丈夫。
心から合格したいと思った時に、誰でも使える方法があることだけわかって下さい。
あとはモチベーションだけです。
同僚や部下でも実証済みである、効率の良い勉強方法を紹介します。
※細かく解説していますが、自分に合うところを、いいとこ取りでOKです。
【合格力をつけるための戦略】まずはざっくりと勉強方法を解説

学習方法は過去問の反復! ポイントはシンプルに3つです。
これだけでオッケーです。そして・・
資格試験の勉強は「過去問を繰り返し、自分の弱点を可視化し、補強する」が鉄則!
※ 難易度をイメージしたい場合は以下を参照(他のブログとは切り口を変えています)
》【1級・2級】建築施工管理技士の難易度を解説
1級建築施工管理技師の出題は10年以内の過去問の中から、同一問題または、類似問題からおよそ60〜80%程度です。
10年分の解答を必要に応じてフォローすれば合格点60%が見えて来ます。
そして、過去問の繰り返しにより、弱点の可視化も、補強も出来ます。あとは自分に必要な時間をかけるだけ。
独学本ベストセラーの「独学大全」によれば「上手くいくか否かは、テクニックでも効率でもなく、普段の生活の中で適切に時間を配分したかどうかによる」とのことです。
》独学大全【読書猿】

過去問反復で突き進むのが最短コースであると実体験や書籍で学びました。
※時間配分やモチベーションはこちらの記事でも詳しく解説しています。
》不合格だった時に見直すべき4つのこと
》2級建築の勉強法~モチベーション維持の方法
次に、決意のために必要な勉強時間、第一次検定(旧学科試験)と第二次検定(旧実地試験)それぞれの勉強法を解説します。
第一次検定、第二次検定それぞれに必要な勉強時間

必要な勉強時間は人によって異なります。
経験、立場、年齢など、みんな違うからです。しかし、決意のために最初にここを明確化する必要があります。
そこで、不利な立場であった私の勉強時間と、立場が異なる場合の補正を掛け率で提案します。
これで自分に必要な時間を計算して目安として下さい。
一次(学科) | 二次(実地) | |
勉強時間 | 120時間 | 150時間 |
自己採点 | 88点 | 70点 |
結果を振り返り安全圏の実力 を得るに必要な時間 | 100時間 | 150時間 |
立場 | ゼネコン | サブコン | 専門業者 |
補正値 | 0.8 | 0.9 | 1(私) |
現場経験 | 豊富 | 断続的 | 過去 |
補正値 | 0.8 | 0.9 | 1(私) |
例えば経験豊富でサブコン勤務なら以下の補正をして目安として下さい。
✔ 一次:100時間×0.8×0.9=72時間
✔ 二次:130時間×0.8×0.9=94時間
※違う切り口でも必要勉強時間を提案しています。以下も参照ください。
» 第一次検定・合格力の確認方法【模擬試験】不要
申し込み書から第二次検定まで約8か月(240日)です。私の場合勉強は230時間必要でした。
ここで決断です!例えば、私のような知識が限定された専門業者の場合は・・
約8か月間、1日平均1時間、やると決意するのです。
※ 約8ヶ月間のスケジュールは以下にまとめています。
》【願書の書き方】注意点と年間スケジュール
第一次検定の勉強方法

第一次検定(旧学科試験)は4肢1択が主となるマークシートです。
勉強法は過去問を5~7年分を2~3周でOK。1~2周程度すると合格出来ることが実感できます。
建築の第一次検定の知識は、第二次試験の記述力に大いに役立ちます。
そこで合格点の60%ねらいというよりは、80~90%に仕上げて行くのがお奨めです。
次に詳しく解説します。
過去問・問題集を手に入れる
専門業者の場合、他業種の知識はありませんが、テキスト・参考書の類は不要です。
お奨めは地域開発研究所の過去問解説集です。解説が充実しています。
» 1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集 2025年版
一次は難易度が低いのでキンドル版のある秀和システム(2025)もオススメ。もしもその他テキストが気になる場合は次に詳しくまとめました。
過去問・問題集(7年分)を3周する
過去問・問題集を手に入れ、6年分3周目指して計画します。
※直近1年分はやらないでおき、セルフ模擬試験に使うと良いです。
時間の割り当ては1周:2周:3周=50:30:20が目安。1周目は問題文も解説も全く理解不能ですが問題ありません。
問題を解いては解説を読む。理解が追いつかなくてもこの繰り返しでOKです。
※あまりに意味が分からない時は用語検索程度は行う。
問題別に時系列で出題傾向の全体像をつかめてくればOKなんです。
問題一つ一つ難易度は異なり、時には捨て問題の選別が必要です。以下の記事も参照ください。
» 第一次検定全問題の【難易度】をランク付け
問題集が決まれば耳学するのも一つです。以下の記事も参照下さい。
エビングハウスの忘却曲線に学ぶ!

エビングハウスの忘却曲線は勉強・記憶の定番理論です。
※アプリ、予備校、塾でもよく使われている定番理論です。
これによれば、最初の1ヶ月は頭に入れてもどんどん忘れていきます。
そこで、1ヶ月、1周目あたりは、1年分を全部解いて翌年度に移行する【縦串方式】ではなく、分野ごとに攻める【横串方式】とします。
縦串 | 1年分(72問)をこなし、翌年の問題へ進む方式でサイクルが遅い |
横串 | 例えば建築学なら15問をこなし、翌年の建築学へ進む方式でサイクルが早い |
【横串方式の例】一次の躯体工事の問題は10問、問題と解説を読むのに1時間程度かかるとし、一日1時間で7年分ならば1週間で終了。4択問題は正答率25%がゼロ地点ですが、1週間で正答率45%ぐらいが見えてきます。
→早い段階で「意外に行けそうだ!」と思うのでモチベーション的にも横串方式は有効です。
こうすると同系の問題に接するサイクルが早くなるので記憶が定着しやすくなります。
忘却曲線によれば1ヶ月後程度から記憶の定着が進みます。そこから縦串方式(1年分・72問)に変更する。いい感じで間隔があいてベストです。前記に紹介したグラフのように記憶定着が進みます。
2周目終了後、未経験の問題でセルフ模試をする
2周終了して実力を実感できれば、未経験の問題で実際の試験想定で解いてみます。これをセルフ模試とします。
セルフ模試で合格ライン60%+遊びの10%で、70%以上超えたらOKです。
その結果をもとに、残りの3周目は時間配分して、試験当日が記憶のピークになるように、勉強計画を組み替えて下さい。
ラスト1か月は特に重要です。以下の記事も参照して下さい。
》受験1ヶ月前の心構え・準備・注意点
令和6年度からの5肢1択試験について
令和6年度から第一次検定の「施工管理法・能力問題:5肢2択:6問」が変更されました。
変更前 | 変更後 | |
形態 | 5肢2択 | 5肢1択 |
問題数 | 6問 | 10問 |
足切り | 3問以下 | 5問以下 |
新たに追加されました。ここが要注意ポイントになっています。
出題は主に「躯体」と「仕上げ」です。従来は問題が6問で足切りは正答3問以下と、プレッシャーもありました。
この変更で10問になったことにより、苦手な問題に出会う確率が下がって平準化されそのリスクは減りました。
新たな出題方式でしたが令和5年以前の過去問も使って勉強すれば対策出来きました。
※リスクも減って公平は試験問題になったと思われます。
第二次検定の勉強方法

第二次検定(旧実地試験)は記述問題で、問1:経験記述、問2~4:記述式、問5~6:5肢1択に3つに分けられます。
一次と比較して難易度が急角度で上がります。
自身の経験を記述する論述的問題もあり、そこでは減点されない工夫も必要です。
ここは合格点60%ねらいで良く、うまく取捨選択して臨みましょう。次に詳しく見ていきます。
過去問・問題集を手に入れる
一専門業者の場合、他業種の知識はありませんが、テキスト・参考書の類は不要です。
問題集は地域開発研究所を提案します。詳しくは以下参照。
» 1級建築施工管理第二次検定問題解説集 2024年版
直近1年分はやらないでおき、セルフ模擬試験に使うと良いです。
※第一次検定と同じですね。
経験記述を解答事例を参考に6年分準備する
施工経験記述の設問1では、令和6年に変更がありました。
これまでのように自身の経験を直接記述するのではなく、提示された工事概要に対する自身の考えを記述する形式です。この変更により、受験者は自分の経験や知識を活かしつつ、与えられたテーマに対して論理的に考察する力が求められるようになったと言えます。
幅広い工事内容が示されることで、自身の経験と照らし合わせながら、どのように問題にアプローチするかが重要になりそうです。
例えば、これまで経験した工事の中から類似のケースを引き出し、適切な工法や管理手法を述べることで、説得力のある記述ができるでしょう。
それを踏まえて、まず自身の経験に基づくたたき台を作成します。問題集の解答例等から自分の経験に合致する事例を取り上げテンプレートとします。
経験記述は『施工の合理化』『品質管理』『建設副産物』3種が書けるように準備します。ただし、昨今は建設副産物の出題はありません。
記述案の作成には過去問解説集が必要です。前記紹介の問題集に入っています。
手順は以下の通りです。
- 過去問の解答例の中から自分の経験に合致する事例を取り上げてテンプレートとする。例文がない場合は先輩から調達するか、ゼロから自分で作ってみる。
- 問題集に記載方法と注意事項があるので、それに沿って案を作成する。
- 特に具体的経験に基づく数値を入れることが大事。スペックや現場特有のサイズなどを入れる。
- 出来た記述案は客観的視点で読み返して工事概要から全体で齟齬がないか確認する。
- 必ず上司や経験者にチェックしてもらう(文章が独りよがりになることが多い)。
詳しくは以下の記事にもまとめました。
》経験記述問題の内容・対策・注意事項を解説!
自身の経験から具体的数値などを加筆し、現場の臨場感を出します。出来た案は客観的視点で読み返し、ストーリー性があればOKです。
報告書作成等に慣れていない人は、先輩等の経験者に内容を確認してもらうと良いです。
経験記述は準備さえしていれば8~9割はとれます。
なお、過去問事例集の引用は問題ありません。その際の注意点は以下にまとめました。
》経験記述で嘘や事例集の丸写しで合格出来るか?失格はあるのか?
注意:自身の経験記述案は独りよがりになる!
経験記述を誰のチェックも受けていない人が意外に多いです。
先輩の合格・記述例で作成しているから見てもらう必要ないだろうと、たかを括ってしまうのです。
これはリスクが高いので、必ず先輩や上司のチェックを受けて下さい。
もしも、第3者のチェックが社内で頼めない場合、格安サービスもあるので検討するもの一つ。例えば 独学サポート事務局です。ここはコスパも良く実績も問題ありません。
※その他のサービスが気になる場合は次にまとめました。資格スクールまですべて網羅しています。
記述式問題は過去問10年分を5周する
記述式(問2~4)、5肢2択(問5~6)は過去問10年分を5周程度します。
過去問10年から出題率はざっと50〜70%です。15年まで網羅しても出題率は増えませんので10年で切ります。
よって10年分の答えをほぼ対応出来るようにして約60%を得る計算です。私の経験で10年分の記憶が95%以上になるのに5周を要したことを根拠としています。
一次の勉強法で紹介した前記「エビングハウスの忘却曲線」理論は二次でも効果的です。
第二次検定も、1ヶ月・2周目あたりは、1年分を全部解いて翌年度に移行する【縦串方式】ではなく、分野ごとに攻める【横串方式】とします。
こうすると同系の問題に接するサイクルが早くなるので記憶が定着しやすくなります。10年分・1周目が終われば、縦串方式に変更すると更に定着が進みます。
問2~6は難易度が高いです。別の記事に詳しくまとめています。
※記述式問題に適した文房具を揃えると効率が上がります。以下を参照ください。
》記述式試験の勉強・受験向けお役立ちグッズの紹介
4周目終了後、未経験の問題でセルフ模試をやる

二次も一次と同様に未経験の問題でセルフ模試をします。
経験記述は丸暗記で行けるので80〜90%取れるとし、記述式問題が安全圏の60%とれているか確認します。
配点は経験記述32点、記述式問題が68点です。詳しくは以下にまとめました。
》第二次検定の配点を予想~同時に押さえるべきポイント
これで行くと、経験記述を低く見て0.8、その他の記述式問題を低くみて0.5とすると、(0.8×32=26)+(0.6×68=34)=60。何とか60%です。
あとは運を天に任せて当日を迎えるだけです。当日の状況は以下を参照してください。
》受験当日にやってはいけないこと・準備・注意事項
まとめ
1級建築施工管理技師は独学で合格可能です。
IQ的頭の良さは不要です。地道に1日時間を約半年続けるだけです!
それに見合うリターンは計り知れません。目に見えないメリットも多数あります。
》【施工管理技士】は神スキルで需要が急増!転職をシミュレーションすべし!
》受験を迷っている人に伝えたい!目に見えない6つのメリット
当勉強法は独学経験をベースに多数の書籍も参考にしました。特に良い文献は次の通りです。
》【受験・資格・人生】を独学で乗り切る勉強法・おすすめ本6選
資格という「肩書」は幅を広げると再就職や昇進の際に差別化が出来ます。どの資格でも参考になるように再構成したのが次の記事です。合格したら是非とも「次」をご検討下さい。
》【資格・勉強法】忙しい社会人でも独学で合格が出来る理由
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