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1級建築施工管理・第二次検定【問3:躯体】の【過去問】を分析・攻略!

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こんにちは!イッキュウです。 1級建築施工管理技士・第二次検定まであと179日ですね。

このブログでは、第二次検定の「問3:躯体」について、過去問の流れ、出題傾向とそのポイント、勉強方法をまとめます。

独学で苦労した経験をふまえ、他のサイトにはない考察・分析もまとめます。

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【問3】は躯体工事に関する問題、勉強は少し工夫が必要。

【問3】は「躯体工事」に関する問題です。

主には、土工、鉄筋、コンクリート、鉄骨に関する問題で、次の2種類の出題形式があります。

  1. 記述式:4つの課題に対する留意事項を2つずつ答える。
  2. 語句訂正:8つの各文章中に指定の3か所で一つの誤りがありそれ指定し、訂正する。

「記述式」と「語句訂正」問題は毎年交互に出題されている。


いずれにしても解答数は8個です。

当ブログでは【問3】1解答2点で、計16点と考えています。以下も参照。
 第二次検定の各問題の配点は・・・

※令和2年度(偶数年)が「語句訂正」でしたから令和3年度(奇数年)は「記述式」ということになります。

【問3】の勉強には工夫が必要です。


「記述式」と「語句訂正」いずれにしても、過去10年の再出題率が半分以下の時もあり勉強には工夫が必要です。

次に過去問出題率の低い「問3」でも60%以上の点数をとる方法をご紹介します。

問3,問4は比較的難しいので50%を狙いとし、他の問題で稼ぐという考え方はあります。

出題形態で戦略は異なるため、それぞれでまとめていきます。

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「記述式」の傾向と対策 ※奇数年の出題

「記述式」は4つのカテゴリから出題です。


「記述式」は4つのカテゴリがあり、設問番号も以下の通り決まっています。

  1. 土工または地業(杭)
  2. 鉄筋
  3. コンクリート(型枠)
  4. 鉄骨

例えば【問3】の設問1は土工まは地業のカテゴリから出題されます。

4つの内2つは10年分の過去問から解答出来る


次に過去の12年の問3から記述式の問題6回分を紹介します。

2013年までの問題は、過去にさかのぼって「同一」「類似」または「語句選択」から再出題されているものを、その年と、【同】【類】【語句】で記載します。類似問題はその内容も併記します。再出題がないものは【無】を入れます。

先に直近3回分の考察をまとめると、おおよそ以下の傾向が見られます。

  • 2問が同一
  • 1問が類似、または語句選択、または学科問題
  • 1問が履歴なし

少なくとも2問(50%)は過去問の応用でとれることが分かります。
※ +αの加点を狙うための方法は語句選択と共通します。最後にまとめます。

令和元年:2019年
共通:・・の施工上の留意事項を2つ具体的に記述する 
1.山留支保工について,地盤アンカーを用いる場合・・ (無)
2.鉄筋工事において,鉄筋の組み立てを行う場合・・ (類:h29・バーサポート)
3.普通コンクリートを用いる工事において,コンクリートを堅実に打ち込むため・・(類:h29・コールドジョイント)
4.鉄骨工事において,建入れ直しを行う場合 (同:H26の問31・学科の選択肢に1点あり)
※ただし書きはここでは割愛しています
平成29年度:2017年
共通:・・の施工上の留意事項を2つ具体的に記述する 
※「1.」は施工管理上の確認方法を記述する」
1.既製コンクリート杭の埋込み工法における,支持力を確保するため・・ (無) 
2.鉄筋工事における,バーサポートまたはスペーサーを設置する際・・ (同:h23)
3.コンクリート工事の打込み時における,コールドジョイントの発生を防止するため・・ (同:h23)
4.鉄骨工事の耐火被覆における,吹付けロックウール(乾式または半乾式)工法・・ (無)
※ただし書きはここでは割愛しています
平成27年度:2015年
共通:・・の施工上の留意事項を2つ具体的に記述する 
※「1.」は施工管理上の確認方法、「3.」は調合上の留意事項を記述する。
1.現場打ちコンクリート杭地業(アースドリル工法)において,スライム処理及び安定液について・・ (類:h25・コンクリート打設における)
2.鉄筋コンクリート造の型枠工事において,床型枠用鋼製デッキプレート(フラットデッキプレート)・・(無)
3.普通コンクリートを用いる工事において,ひび割れを防止するためのコンクリート・・ (同:h21)
4.鉄骨工事において,梁上に頭付きスタッドをアークスタッド溶接する場合・・ (語句:h18)
※ただし書きはここでは割愛しています
平成25年度:2013年
共通:・・の施工上の留意事項を2つ具体的に記述する 
1.現場打ちコンクリート杭地業(アースドリル工法)のコンクリートの打設における・・ (類:h21・杭頭処理)
2.鉄筋工事の鉄筋の組立てにおける・・ (同:h23・バーサポート)
3.型枠工事において,支保工にパイプサポートを使用する場合・・ (語句:h20,18)
4.鉄骨工事の建方時における仮ボルト・・ (同:h23)
※ただし書きはここでは割愛しています
平成23年度:2011年
共通:・・の施工上の留意事項を2つ具体的に記述する 
1.親杭横矢板工法における,横矢板の設置
2.鉄筋工事における,バーサポートまたはスペーサーの設置
3.コンクリート工事における,コールドジョイントの発生防止
4.鉄骨の建方における,仮ボルトの締め付け
※ただし書きはここでは割愛しています
平成21年度:2009年
共通:・・の施工上の留意事項を2つ具体的に記述する 
1.場所打ちコンクリート杭工事における,杭頭処理
2.型枠工事における,柱又は梁型枠の加工・組立
3.コンクリートのひび割れ防止のための,コンクリート打設方法又は打設後の養生方法
4.鉄骨工事における,トルシア形高力ボルトの締め付け
※ただし書きはここでは割愛しています

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【語句訂正】の傾向と対策 ※偶数年の出題

「語句選択」は7つのカテゴリから出題です。

  1. 地盤
  2. 仮設
  3. 土工
  4. 地業(杭)
  5. 鉄筋
  6. コンクリート(型枠)
  7. 鉄骨

次のような形で出題されます。

8つの内4~8つは10年分の過去問から解答出来る


次に過去の問3から語句選択の問題の概要を一覧表にして8回分を紹介します。

先に直近4回分の考察をまとめると、おおよそ以下の傾向が見られます。

  • バラつきが大きいが4~8問、過去問の再出題がある。
  • 令和2年は3問しかなかったが、他の5問の内2問は記述式問題で過去出題があった。
  • なお、再出題問題も全く同じではない。少し変えている。

少なくとも4問(50%)は過去問の応用でとれることが分かります。

◆地盤R02H30H28H26H24H22H20
平板載荷試験     
◆仮設R02H30H28H26H24H22H20
仮設通路      
つり足場      
各種クレーン比較
(タワー,トラック,クローラ)
    
◆土工R02H30H28H26H24H22H20
根切り工事     
山留め工事(親杭横矢板工法)       
用語説明
(ヒービング、ボイリング等)
     
山留工事における切梁の方法       
切梁にプレロード導入時の留意事項      
ディープウェルとウェルポイント     
◆地業R02H30H28H26H24H22H20
場所打ちコンクリート航地業のコンクリートの打設       
場所打ちコンクリート杭各種工法の比較    
用語説明
(安定液、分散剤、スライム処理等)
      
アースドリル工法と孔盤の保護     
既製コンクリート杭埋込み工法      
◆鉄筋R02H30H28H26H24H22H20
鉄筋の継手      
鉄筋のガス圧接技量資格と鉄筋径    
鉄筋組立の留意事項      
鉄筋のガス圧接   
◆コンクリートR02H30H28H26H24H22H20
コンクリートポンプによるコンクリート打設     
暑中コンクリートの打設と養生     
コンクリートに含まれる塩化物     
コンクリートのスランプ試験の方法      
コンクリート打設時の分離とシュートの関係    
型枠に作用するコンクリートの側圧     
型枠支保工で調管枠とパイプサポートを用いる時の処置      
型枠組立時の締付金物     
型枠支保工で鋼管枠を用いる場合の処置      
◆鉄骨R02H30H28H26H24H22H20
トルシア形高力ボルト摩擦接合完了後の確認事項     
トルシア形高力ボルトの締め付け      
頭付きスタッドボルトの溶接後の打撃曲げ試験の判定     
アーク溶接等、各種溶接作業の姿勢、能率の比較      
ガスシールドアーク溶接の欠陥     
スタッド溶接の施工管理、アンダーカット      
溶融亜鉛メッキ高力ボルト接合      
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過去問の傾向と対策

過去問の出題をざっと見たろ頃で、傾向と対策を次にまとめていきます。

勉強方針は記述式・語句選択いずれにしても同じであり一緒にまとめました。

「記述式」「語句選択」ともまずは10年分を勉強が必要


過去問からの同一や類似問題等の再出題を記載しましたが、少なくとも半分はそこから出ています。

また、記述式と語句選択の出題元は原則異なるのですが、一部、相互に知識が利用できるものもあります。

このため、直近10年分の過去問をやっておく必要があります。
※10年とは記述式で5年、語句選択で5年、計10年ということです。

勉強法としては記述式はとにかく書く、語句選択は見て覚えるでOKです。


そして60%以上の得点を目指すには+αの勉強が必要です。次に説明します。

応用力をつけるには第一次検定(旧学科問題)を5~7年分復習する


過去に例のない問題の中には旧学科試験の問題から出題がちらほらありました。

また、特に鉄筋やコンクリートは第二次検定に役立つ知識が豊富にあり、復習しておくと勉強がはかどるはずです。

旧学科試験の躯体問題Noは21~33です。
※この内21・32・33は関係ないので22~31の10問でOKです。

旧学科試験の問32・33の中の揚重機運搬機械の問題は「問2:仮設・安全」と関連があり、見直しておいて損はありません。

学科試験は一度クリアしているので、勉強毎にざっと見直しておく程度で良いでしょう。10問程度は直ぐに見直せます。

特に第二次検定を再挑戦の方々は第一次検定で学んだことを忘れているかもしれないのでおススメです。

学科問題の知識がでるとしたら・・とイメージしながらすると良いでしょう。


これで知識の幅と深みを効率良く付加できるのでセーフティーネットが広がるものと思われます。


問3にの問題対策の次は問4。こちらも難易度は高めです。以下を参照下さい。

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まとめ


以上、私が過去問学習で結果的に学んだ傾向をここにまとめました。

問3は第二次検定(旧実地試験)の過去問10年分+、旧学科試験の7年分の復習で60%以上の得点が狙えます。

皆様の健闘を祈ります!!

なお、包括的な勉強法、一次と二次の勉強におススメな問題集、勉強便利グッズは以下を参照して下さい。

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