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こんにちは!イッキュウです。 1級建築施工管理技士・第二次検定まであと-日ですね。
このブログでは、第二次検定(旧実地試験)の「問4:仕上げ工事」について、過去問の流れ、出題傾向とそのポイント、勉強方法をまとめます。
独学で苦労した経験をふまえ、他のサイトにはない考察・分析もまとめます。
【問4】は仕上げ工事に関する問題 範囲が広くコツコツと憶えるしかない
【問4】は「仕上げ工事」に関する問題です。
範囲は防水、石、タイル、屋根、金属、左官、建具、塗装、内装、他、と幅が広いです。
そして、次の2種類の出題形式があります。
- 記述式:4つの課題に対する留意事項を2つずつ答える。
- 語句訂正:8つの各文章中に指定の3か所で一つの誤りがありそれ指定し、訂正する。
「記述式」と「語句訂正」問題は毎年交互に出題されている
いずれにしても解答数は8個です。
当ブログでは【問4】1解答2点で、計16点と考えています。詳しくは以下も参照。
▶第二次検定の各問題の配点は・・
※令和2年度(偶数年)が「記述式」でしたから令和3年度(奇数年)は「語句訂正」ということになります。
【問4】の過去問10年分の出題率は・・
「記述式」と「語句訂正」は相互に入り混じって出題されています。
直近3回分をみると、過去10年の再出題率は7.5割と高いです。
- 令和2年度:4問中3問で7.5割(他1問は一次の過去問:10割とも言える)
- 令和元年度:8問中6問で7.5割
- 平成30年度:4問中3問で7.5割
■防水 | R2 | R1 | 30 | 29 | 28 | 27 | 26 | 25 | 24 | 23 |
溶融温度・ルーフィングの張付け | ● | ● | ||||||||
アスファルト防水保護層の平場部施工 | ◆ | ◆ | ||||||||
改質アスファルトシート防水の施工 | ● | |||||||||
ゴムアスファルト系塗膜防水の施工 | ● | |||||||||
外部建具まわりのシーリング | ◆ | |||||||||
シーリングのバックアップ材 | ● | |||||||||
■タイル | R2 | R1 | 30 | 29 | 28 | 27 | 26 | 25 | 24 | 23 |
マスク張り・モザイクタイル張り | ● | |||||||||
密着張りの施工 | ◆ | |||||||||
改良圧着張りの施工 | ◆ | ● | ||||||||
タイル品質の検査表 | ● | |||||||||
有機接着剤によるタイル後張り工法 | ◆ | ◆ | ||||||||
剥落防止用引金物 | ● | |||||||||
施工後の接着状態の検査方法 | ● | |||||||||
伸縮調整目地の位置 | ● | |||||||||
■屋根 | R2 | R1 | 30 | 29 | 28 | 27 | 26 | 25 | 24 | 23 |
長尺金属板の加工、下章き | ● | ● | ||||||||
折板葺きのタイトフレームの取付け | ● | ● | ||||||||
金属製重ね形折板葺き、 | ◆ | ◆ | ||||||||
折板葺きけらば包みの施工 | ● | |||||||||
■金属 | R2 | R1 | 30 | 29 | 28 | 27 | 26 | 25 | 24 | 23 |
軽量鉄骨下地の施工 | ● | ◆ | ● | |||||||
軽量鉄骨天井下地の野縁等の施工 | ● | |||||||||
金属製手すりの伸縮 | ● | |||||||||
アルミニウム製笠木の取付け | ◆ | |||||||||
■左官 | R2 | R1 | 30 | 29 | 28 | 27 | 26 | 25 | 24 | 23 |
壁モルタル塗りの施工 | ● | ● | ● | |||||||
吸水調整剤の施工 | ● | |||||||||
セルフレベリング床材 | ◆ | ● | ||||||||
内外装仕上材の施工 | ◆ | ◆ | ● | |||||||
■建具 | R2 | R1 | 30 | 29 | 28 | 27 | 26 | 25 | 24 | 23 |
ステンレス製建具の板加工 | ● | |||||||||
防煙シャッターの構造 | ● | ● | ||||||||
構造ガスケット法 | ● | |||||||||
■塗装 | R2 | R1 | 30 | 29 | 28 | 27 | 26 | 25 | 24 | 23 |
塗装工事における研紙ずり | ● | |||||||||
パテ処理の方法 | ● | ● | ||||||||
アクリル樹脂系非水分散形塗料(NAD) | ● | |||||||||
■内装 | R2 | R1 | 30 | 29 | 28 | 27 | 26 | 25 | 24 | 23 |
せっこうボードの直張り工法 | ● | ● | ||||||||
ロックウール化粧吸音板の施工 | ◆ | ◆ | ◆ | |||||||
ビニル床シートの盛付け | ◆ | |||||||||
フリーアクセスフロア下地・ タイルカーペットの張付け | ● | ● | ● | |||||||
フローリング釘留め工法 | ◆ | |||||||||
硬質ウレタンフォームの吹付工法の特徴 | ◆ | |||||||||
■その他 | R2 | R1 | 30 | 29 | 28 | 27 | 26 | 25 | 24 | 23 |
コンクリートひび割れ部への樹脂注入工法 (改修工事) | ● | |||||||||
ALCパネルの横張り施工 | ● |
平均的には過去問10年分で60%以上の点数をとれると言えます。
ただし、平成29年度は8問中3問という厳しい年もありました。
厳しい年度も想定し、次に勉強法を詳しく見ていきます。
出題方式と勉強法
「記述式」の場合 ※偶数年の出題
「記述式」問題の出題形式は以下の通りです。
これはタイルのカテゴリーからの出題で、有機系接着剤が取り上げられ、外壁タイル張りを行う時の施工上の留意事項を問われています。
例えば「1回の塗布面積の限度は、30 分以内に張り終える面積とする。」などを答えます。
他の3問もカテゴリーが変わって、同様の出題形式で問われます。
勉強法は2つ以上の解答を、出来れば3つを準備し、憶えていきます。+αの知識をつけることで「選択問題」対策にもなりえます。
なお、過去問が相互に入り混じっているので「選択問題」も並行して勉強して行きます。
※逆もしかりです。
【語句訂正】の 場合 ※奇数年の出題
「語句訂正」は次のような形で出題されます。
不適当な番号を選び、適切な語句や数値を解答します。この問題の場合は「③」であり「240」と解答します。
他の7問もカテゴリーが変わって、同様の出題形式で問われます。
過去問が相互に入り混じっているので「記述式」も並行して勉強します。
※逆もしかりです。
勉強法のまとめ
年度に関わらず、過去問10年分(記述式5年、語句選択5年)を勉強する。
勉強法としては記述式はとにかく書く、語句選択は見て覚えるでOKです。
これで確率的には60%以上とれますが、平成29年度のようなケースもあります。
一方、旧学科試験の過去問をみると、その知識が解答に役立つものも多くありました。
おさらいで過去問を見直しておき、知識の幅を広げておくと良いでしょう。
旧学科試験の仕上げ問題Noは34~45です。
学科試験は一度クリアしているので、勉強毎にざっと見直しておく程度で良いでしょう。12問程度は直ぐに見直せます。
特に第二次検定を再挑戦の方は、学科試験のブランクがあるため、おススメです。
まとめ
問4は第二次検定(旧実地試験)の過去問10年分+、旧学科試験の7年分の復習で高得点が狙えます。
なお、包括的な勉強法、一次と二次の勉強におススメな問題集、勉強便利グッズは以下を参照して下さい。
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