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こんにちは! イッキュウと申します。
資格や働き方などのブログを書いています。例えば以下の記事・・
このブログでは昨今言われている「人生100年時代」を簡単に要約し、普通のサラリーマンはどう向き合うべきかをまとめます。
ポイントは働く期間が約1.5倍になるということ。これにより今までの価値観・考え方をドラスティックに変える必要があります。
一方、「人生100年時代」は世の中に浸透したとは言えず、制度や慣習としての社会インフラは日本で整っているとは言えません。
意識高い系の人はスキルと人脈で着々と準備を進められますが、普通のサラリーマンはどうすべきか…?を真剣に考えてみました。
最後に今できるやるべき5つのことを提案します。
まず、「人生100年時代」を簡単に解説!
それでは「人生100年時代」について、わかり易さ重視でかなり噛み砕いて説明します。
※もっと正確に学びたい場合はおすすめの本も紹介するので、そちらを御覧ください。
リンダ・グラットン氏が提唱した概念
「人生100年時代」は『LIFE SHIFT』の作者であるリンダ・グラットン氏(ロンドン・ビジネススクール・教授)が提唱した言葉です。
世界中で大きな話題を集め、同書は日本でも2016年に翻訳・発売され40万部以上のベストセラーとなりました。
日本政府もこの課題と向き合い、リンダ・グラットン氏も招聘して「人生100年時代構想会議」を開いていました。
「人生100年時代」とは?つまり…
「人生100年時代」を簡単にザックリ言うと・・・
「寿命100歳以上が普通になる。今までのライフスタイルを見直し、新たな形を模索せよ」ということです。
これに対する一般的な反応は次の通りです。
まだまだ先のことでしょ・・
アラフィフなんでもう関係ないでしょ・・
しかし、以下の研究や予測もあります。
「ワーカー世代はだれもが当事者である」としても過言ではありません。
次にこの事実がどう影響するかを見ていきます。
従来の「教育」「仕事」「引退」という3ステージは崩壊する
『LIFE SHIFT』 では従来のライフスタイルを3ステージとして、ざっくり次のように説明しています。
- ~20歳頃1.教育
- 20~65歳
(45年)2.仕事 - 65~80歳
(15年)3.引退
そして今後は、この3ステージのエンドが100歳超となり、健康年齢も向上します。
「ステージ2」が80歳ぐらいまで伸びて、期間は50~60年となります。
一方、ビジネスモデルは移り変わります。例えば、一昔前に人気職種であった、銀行、商社、広告代理店は今や低位です。また、倒産企業の平均寿命は23.5年と言われています。
「会社の平均余命」よりも「働く期間」が2~3倍であるとも言えます。
この「ステージ2」が以下のマルチステージとなり、今後ますます職種の変更、スキルの再構築、転職が求められます。
- ~20歳頃1.学ぶ~働く
大学の頃からビジネスに携わる場合も。
- 20~80歳
(60年)2~5.マルチステージ化2.働く→ 3.子育てする →4.学ぶ →5.働く
※シーソーカップルの場合 - 80~100歳
(20年)6.引退・休む
シーソーカップル:夫婦のどちらかが大黒柱となって稼ぎ、他方が子育てやスキルアップのために学ぶ。これを交互に繰り返す方法です。
つまり、日本型の一つの職種や会社において年功序列のレールを全うしていく時代は終わろうとしています。
今はまさに過渡期と言えるのです。
LIFE-SHIFTが提唱する対策・・
ではどうすべきか・・・です。
そこで充実の仕事ライフを送るために「無形資産を育むこと」が提唱されています。
また、マルチステージをうまく渡るためには「シーソーカップル」「兼業や副業」が理想的なようです。
しかし、今の日本ではまだまだ難しいと思っています。その問題点は後述するとし、次に参考文献を紹介します。
深く理解するためのオススメの本5選
以上をまとめるために参考にした主な書籍は『LIFE SHIFT』『LIFE SHIFT2』 『仕事2.0』『転職2.0』などです。
個別に解説すると長くなるので別の記事にまとめました。
それでは次に日本社会の問題点をまとめます。
「人生100年時代」の概念は日本にはまだ馴染まない
ここで日本社会の実情について知っておくべきことがあります。
日本型社会システムは「人生100年時代」とは非常に相性が悪い
前述の通り、ワーカー期間60年(20~80歳)は非常に長く、複数の職種や会社を経験し、都度スキルを「変身」して行かなかればなりません。
シーソーカップルの場合、社会は女性の社会進出、産休、育休などにも寛容でなければなりません。
しかし、今の日本の社会システムの問題点として、次のようなことが挙げられます。
- 年功序列で若者は賃金が安く、40歳以後に回収する仕組み。
→40歳以後の転職は高リスク(年収半減)になる。 - 大学院で再教育を受ける仕組みがない。
- 法律上、簡単に正社員を切れず、雇用の流動化が進まない。
- 有給・育休・産休や副業・副業への許容度が低い。
子育てに回った配偶者が、以前同等待遇での社会復帰も難しいです。
※以上より日本の生産性ランキングはOECD35カ国中20位と低い位置にいます。
「人生100年時代構想会議」も結局中止となった
2017年、安倍政権でスタートした「人生100年時代構想会議」ではこれらの問題にメスをいれるべくスタートしました。骨子は以下の通りです。
- 幼児教育の無償化
- 教育の効果と高等教育の無償化
- 大学改革
- リカレント教育 (大学での再教育)
- 高齢者雇用
これも、岸田政権は2021年10月に同会議は廃止となりました。
他に廃止したのは、「働き方改革実現」「統計改革」「人生100年時代構想」の各推進室。松野官房長官は記者会見で「基本的な方針の策定から期間が経過し、業務に一定の区切りがついた」と説明した。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211112-OYT1T50214/
正直、がっかりしました。政府には期待できないです・・詳しくは以下の記事も参照ください。
これが日本社会の実情・・・です。
現在のビジネス社会はVUCAワールドです。
日本社会は周回遅れの様相ですが、一方で現在はVUCAワールドです。
※VUCAの詳細は次の記事を参照ください。
ざっくりいうと、予測不可能な変化が矢継ぎ早にやって来るということです。
今の子供達の殆どは今ある仕事につく可能性は低いとも言われています。
そこで、自分に問いかけて見て下さい。
Are you ready to get fired?(クビになる準備はできていますか?)
これからは知識や専門性よりも、フレキシブルに対応する「変身力」が問われるのです。
そこで、こんな日本社会で出来ることは何か?考えてみました。
普通のサラリーマンが今すべき5つのこと・・
結論としては「健康」を第一とし、「変身力」を鍛えるしかありません。
そのためにすべきことは次の5点です。
※あくまでも普通の人が対象です。
今の日本社会が世界スタンダードに追いついて来るまではこれしかないと考えます。
✔ まずは健康が第一!
まずは健康が第一です。ここは外せません。
20代の頃は無理出来ますが、歳を重ねるごとにこれが最重要であるとわかります。
前記で紹介した『LIFE SHIFT2』の「はじめに」には「お金より健康が大事であった」とあり、健康をテーマの一つにあげています。
別にフットサルのチームに入ったり、ジムに行かずとも、自重筋トレ・体幹・ヨガ・ジョギングなど自己完結出来るものが多数あります。また、ひと駅分歩くなどもOKです。
これらを日頃のルーティンに加えます。自己完結型のルーティンは安上がりで、自分で時間や負荷をマネジメント出来るのでおすすめです。
仕事に加えて、後述する勉強と運動を取り入れるので、目に見えない疲れもあります。出来れば、週1回ダラダラゆっくりすることも忘れずに!です。
✔ 読書グセをつける!
読書や検索グセをつけて、常に学んでいることが、変身力を高めます。
※日本の社会人がOECD諸国と比較して圧倒的に読書量が少ない、殆ど読んでいない人が多いという環境には危機感を覚えるべきです。
読書で興味あるものを深めて、横展開すると、好奇心のまま進めます。
図書館なども利用すればコストは殆どかかりません。今はAmazonプライムに入っていると無料で流行りの本が多数読めます。
》Amazonプライムの有効活用方法を紹介!
忙しい人はオーディオブックがおすすめです。分厚い本も、複数回読むことも全く苦になりません。早く知っていればよかったと後悔しています。
私はオーディオブックでスキマ時間を利用して「聴く読書」をします。小説やビジネス書を月10冊以上は楽しんでいます。
※詳しくはこちらの記事にもまとめました。
✔ 関連資格を取得し縦・横展開して広げていく!
単に読書をしても向上するスキル・見識に方向性が見いだせない場合もあります。
自分が置かれている業界や役割に関する資格の取得がオススメ
ある程度難関資格を複数取得すると、変身力を実感できます。たいていは独学で何とかなります。
》【資格・勉強法】忙しい社会人でも独学でOKな理由
日本の資格や検定制度は非常によく出来ていて「合格=スキル向上」になるように設計されています。
スキルアップのために活用しない手はありません。 ~中略~ ちゃんと勉強しさえすれば、必ず天井まで行けるプログラムになっている。
竹中式マトリクス勉強法:竹中平蔵
資格取得はその行為自体が変身であり、変身力を高める訓練にもなります。
日本はなかなか変革できないお国柄ですが、それは一方で資格はまだまだ役立ってくれるということです。
そこで自信の仕事に関する保有資格は縦展開(2級から1級に上げる)、横展開(関連分野へ広げる)していきます。
これで変身力を高め、いつでも「変化に対応するスキルをつけることが出来る」という自信をつけておくのです。
そして、いつかの成長産業への転身のチャンスにも備えておきます。
これと言って特にないと言う人:汎用性の高い資格がオススメ
英語や簿記は世界共通の汎用性の高いスキルです。またはファイナンシャルプランナーは金融知識をベースに幅広い見識をもってライフプランニングが出来るのでオススメです。
※日本では社会人の自己啓発は、OECDで最下位であることに危機感を覚えるべきです。
勤務先以外での学習や自己啓発について、日本は「特に何も行っていない」が46.3%で、14の国・地域で最も高い。2位のニュージーランドと比べて24.2ポイントも差があり、断トツで自己研鑽していない。
参考:パーソル総合研究所
日本の常識で考えるのではなく、世界標準を意識することが大事です。
当ブログで資格は【忙しい社会人でも独学でOK】であると紹介しましたが、畑違いのスキルにトライする場合は不安なこともあります。
経験上、通信講座やアプリ学習はコスパが良いです。以下ご参照まで。
・各種講座を包括的に見るならば一括比較サイトがオススメです。
》資格・講座の検索サイト。無料で一括資料請求が可能
・通信講座の有名どころはユーキャンですね。資料請求して色んなスキルをイメージするだけでも楽しいです。興味があれば。
》ユーキャンのランキング
》ファイナンシャルプランナー(FP)講座
・資格のアプリ学習の決定版はスタディングです。対象資格も増えていきそうです。通勤時間を使いたい忙しい社会人に向いているかもしれません。
》スマホで学べるスタディング
✔ 社内のプロジェクトやジョブローテーションに積極的にトライする!
これは転職を伴わない、変身力を鍛える方法です。
特に部門間交流のある社運をかけたプロジェクト、ジョブローテーションなどがあればトライしましょう。
失敗しても、会社側は労働力としてペイする方向に戻すでしょうから、元サヤになるのがオチです。
50~60歳以上になって、頭が固くなった頃に、倒産や新天地配属を想像して下さい。リスクが低いところでトライ・練習するのです。
大手企業は転勤やジョブローテーションが多いですが、個人のスキル(キャリア)アップの手段としているとも言われています。
✔ 転職エージェントに登録して自分の市場価値を常に意識しておく!
常に自分の市場価値を意識することは大事です。
今の会社や役割に不満があったり、いつかは転職を意識しているならば、すぐに転職エージェントに登録することをおすすめします。
自分の市場価値も把握せずに、独りよがりで会社に不満をためている場合も少なくありません。転職を考えるぐらい自分を追い込むことは非常に有意義です。
もう一度繰り返しますが・・・Are you ready to get fired?(クビになる準備はできていますか?)のマインドです。
自信があるなら転職を重ねてのキャリアップがベストです。これはドラスティックに変身力を高める最大の手法かつ、世界スタンダードです。
転職は今や企業と求職者を無料で仲介してくれる転職エージェントが主流です。
今は転職サイトが無数にあって選択肢が多いのも困ります。定番はリクルート、マイナビ、dodaですね。
どこも定番ですがdodaは私が仕事でお世話になり、普通にイメージが良かったことがあります。
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エージェントは数社登録しておくのが良いとされています。
まとめ:人生100年時代に必要な能力は「変身力」
人生100年時代に必要な能力は「変身力」 です。
今の日本の現状で普通のサラリーマンが「変身力」を高める5つのことをまとめました。
皆様のご参考になれば幸いです。
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